東西南北
 相変わらず元気.

高齢者組織・社民党・町内会・家庭農園・・・・


宮城交通OB
 佐々木良夫(09年7月14日 投函)

 @単組高退協会長、A高退連合幹事、B社民党への参加・支援・活動(抜けきれません)、C町内会活動――などなど。
 加えて、D市民農園(約14坪:借用料=年1万円)では現在、なす、キューリ、インゲン、ピーマン、枝豆、ジャガイモ、里芋、ネギなど、趣味と実益・ボケ防止を兼ねてやっています。
 結構、忙しいですよ!


  随 想 喉に刺さった小骨をなんとかして欲しいような(気になる)話題

1.間もなく64回目の「終戦記念日」を迎えるが、先頃テレビで、石原東京都知事が、友人から聞いた話を紹介していた。

 電車の中での、二人の若者の会話――。
 「おい、お前、知っているか? 日本がアメリカと戦争したことあるんだってよ」
 「え−、マジで?」
 
 300万人を越す犠牲者を出したあの戦争への認識が、ここまで来たのか・・・・と驚く話でもある。
 しかし冷静に考えてみると、常識外れの若者ばかりをお責めることはできない。
 今日、学校でも家庭でも、それを伝えていない。話題にしていない現実があるからだ。

 私たちは先人として、体験者として、あの悲惨さを、愚かさを、伝えることが務めであろう。
 現実に戦場で戦った体験者は、年々歴史の中に消えつつあるからだ。

 空襲の猛火の中を逃げ惑ったこと。
 軍需工場や農村への学徒動員。
 戦火を避けての地方への疎開。
 食べ物が無くて、食べられるものは野山の草木や動物をはじめ、何でも食べた飢えとの戦い。
 真っ白いご飯は夢のまた夢、しかも腹一杯食えなかったことなど。

 戦争の悲惨な実態と平和の大切さとありがたさを――。しかも知ってもらう材料はたくさんある。
 辛いことは、辛く、悲しいことは悲しいまま伝えても、受け手の現代の若者は
 「あ−そう!! 時代が悪かったね」
 と、うっとうしいと感じるだけのようだ。

 しかし私たちは、一度で伝わらなかったからと諦めないで、何度でも伝え続けることが必要であろう。
 一方、「平和憲法」を改悪し、いつでも戦争のできる国にしようとする動きは無視できない。
 そのための布石として、「海賊対策」を理由に、「ソマリア沖」への海上自衛隊の派遣と「国益」を前面に出し、兵器の使用や「北朝鮮問題」を名分にした「核武装論議」が出る始末。
 このような最近の動向は、十分留意し、本気になって反戦・平和運動をする必要がある。

2.私たち引退した高齢者組の、安心・安全生活のための関心事は、「年金・医療・介護」制度の充実である。
 「年金問題」については、昨年1年間、「宙に浮いた年金問題」を中心に話題となり、国民の信頼を失ったまま、今日に至っても未解決のままである。これ以上は触れない。

 「医療制度」については、例の悪名高き「後期高齢者医療制度」は、参院での「廃止法案」として可決されたものの、「衆院」での審議にさえ応じないのが、政府与党の対応である。
 しかし医療の現場では、構造改革と医師不足で、患者の「たらい回し」「診療拒否」など日常茶飯事。
 一方、地方では、経営不振や医師不足により、「病院の閉鎖・撤退」など、地域から病院が無くなる事態に陥っている。

 加えて、高齢患者の療養病床の削減や診療報酬の改悪により、「病気が治ろうが、治るまいが、関係なく」入院から2ヵ月〜3ヵ月になると「転院先は自分で探せ!!」と、病院から追い出され、「病気難民」が増えているのが実態である。これが「経済大国・日本」の現実である。

3.「介護制度」を見ると――。
 私たちは年々、「心身の衰え」に不安を感じつつ、いつの日か「介護保険のお世話になるだろうなぁ」と思っている。
 しかしその「介護制度」の実態も、「医療」同様、寒々しい限りである。

 給付の抑制や施設の不足(圧倒的に介護施設不足)、介護職員不足、介護する側への対応の遅れから、やむなく自宅での「老老介護」「認老介護」などが増えると共に、介護疲れからの「自殺」や「心中」など、痛ましい事件が後を絶たない。

 先日、施設不足のため、区役所の紹介で入所した群馬県の「無認可施設」の火災で、焼死した不幸な例がマスコミで報道されていた。
 宮城県の特養ホーム入所希望者は現在、2万9,459人。入所できるまでの待機年数は最高で7年待ち、最低で1年以上という。

 そもそも「介護保険制度」は、介護が必要な人は確実に保障する――制度と理解している。
 そのため、「介護保険料」は、本人の意思の有無に関係なく、「徴収」していると思う。
 それが、「介護保険制度」として機能していないことは、「制度そのものに問題がある」と考える。 

 これらの年金・医療・介護の実態は、私たち高齢者は、「あまり長生きしないで、早くあの世とやらに行け!!」という、正に現代の「姥捨て山制度」という以外の何者でもない。


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