東西南北
 2009年6月 こんどは、左足「閉塞性動脈硬化症」を発症

医師を信頼、7月14日に手術

京成OB
 及川了介(09年7月2日発信)

  私は現在、75歳と9ヶ月です。3年前、閉塞性動脈硬化症という名の病名がつき、右足大腿部の動脈を40センチぐらい人工血管と交換する手術をしました(人工血管バイパス手術)。以来、足が痛んだり血行不全の症状は出ていませんでした。
 ところが今年6月中旬になって、駅までの1キロを歩いていたときのこと、3年前の右足の症状が今度は左足に出た――、つまり、500メートル歩いたとき左足ふくらはぎが痛くなり、歩行困難となったのです。
 しかし1分休むと痛みはす〜っと消えて、また、歩けるようになる。それから300メートル歩くと同じ症状となる――、また休めば直る。3年前の右足の症状と酷似していました。

 かかりつけの鹿野先生に、以前と同じくすぐ東邦大学医療センター、佐倉病院の循環器センターに紹介状を書いていただいたので、翌日、藤村先生の診察を受けました。
 その際に、血液検査と超音波による動脈の状態を検査して、左足の動脈は80%詰まっていることが分かりました。
 私は医師に、「75歳過ぎているので、手術しない方法は有りますか。」と聞きました。
「あなたの場合、早めの発見ですから、その方法で考えましょう」ということになり、放射線科で血管内治療を専門にしている長谷部先生が担当の先生となりました。

 長谷部先生は方法として
(1)針金(ガイドワイヤー)を動脈に入れて、
(2)バルーンカテーテルにより、細くなった動脈を拡張させる。
(3)必要に応じて「ステント」(金属の筒)を入れる。

 「これは体に2ミリぐらいの穴を開けて、そこから血管にワイヤーを入れて、血管の閉塞を治す作業ですから、部分麻酔で3〜4時間で終了するでしょう、そして血管損傷・出血・血腫など緊急の場合は手術に切り替えますが、順調に行けば1週間ぐらいで退院できます」
 ということになりました。
 早速7月14日の入院ですが、入院で、場合によっては3年前と同じ手術ということになれば、事穏やかな話ではありません。

 精神的にも不安定となるのは、私だけでしょうか。
 書道の女先生は、肺がんでほんのつい3ヶ月ぐらい前でしたが入院手術をされましたが、その女先生は「仮に10%でも良くなる可能性が有れば、それを信じる事のできる方を選ぶ」との話を聞いた時は、他人の決断だから羨ましくもあり、その決断のすばらしさを言えたのですが、自分の事となると怖さが先に立つといいますか、決断がつかなくなります。

 そこで執刀の先生には、しつっこく質問を繰り返すことになります。
 今回の長谷部先生は、色々な障害が有るはずなのに、メールでの質問を許していただきました。つまり病院へ時間をかけて出かけなくても、さらに、メールという制約はあっても、直接の対話ができるという最大のメリットは、私にとって精神的な安心感があり、先生との親密さというか、信頼感が生まれるような気がしてすばらしいものだと考えます。
 治療前の報告として以上です。

 以下は長谷部先生が付け加えていただいたものです

 長谷部医師からの励まし
 血管内治療(インターベンショナル・ラジオロジー:IVRともいう)は、非常に最先端の分野で、専門家も沢山いるわけではありません。ですから、不必要な手術をうけてしまう患者様も沢山いると思います。
 東邦・佐倉の循環器病センターでは、循環器科・血管外科・放射線科が常に緊密な連絡をとり、カンファレンスを行い、治療方針を決めています。
 このカンファレンスが深夜に及ぶことも希(まれ)ではありません。日夜、患者様にベストな治療法を提供するために、最善を尽くしています。
 この病院に赴任してから、毎週のように閉塞性動脈硬化症の患者様の血管内治療をしております。
 また、及川様の文章の投稿が、他の患者様に勇気を与えるのであれば、すばらしいことです。
 及川様の治療につきましても、最善をつくすのみです。
 できるだけリラックスして病院にいらしてください。お待ちいたしております。
 とりいそぎ、返信まで。