| ●私鉄高退協たより |
脱原発・社会保障改革へ問題提起 東北地連から、義援金へのお礼挨拶 私鉄高退協30回総会 |
|
| 2011年9月14日、東京・芝グランドホテルで、30回目の私鉄高退協総会を開いた。東日本大震災と原発溶融事故の影響で規模縮小も心配されたが、代議員・傍聴を含めて、例年を超える120人超の参加となった。 始めに災害犠牲者への黙祷を捧げて開会。井田会長挨拶では、方針で、@「脱原発・再生可能自然エネルギーへの転換として、新たな原発を認めず、古いものから廃炉」を盛り込んだこと。Aマクロ経済方式による調整は、不況・デフレ時では発動しないとの歯止め(前年の支給額は削減しない)があることで、年金は長期に凍結状態。B最近の、「不況時では、一層の年金削減を」との動きは認められない、C組織拡大では、労使のOB会の、高退協参加を呼び掛ける――などを強調した。 渕上名誉会長は、「自由の身になって1年を過ぎた。発言や行動に対して、いっそうの責任が求められるようになった。折角はじめた畑仕事だが、忙しくて時間がとれない。種は蒔いたが、野菜の殆どが虫にやられた。世話をしなくては、野菜は育たぬ。その点、男は、妻の世話に慣れて、自立が難しい。料理も習おうと努めているが、これほど難しいとは考えていなかった。高退協はエンディングノートなどで、死後の連絡や葬儀の世話まで指図するような書き込みの頁を設けているが、妻が呆けないように、私は何も記入していない。男はピンコロが最終願望だ」「民主政権は、内輪もめと失言でころころ変わったが、ようやく挙党態勢を最優先する内閣をつくれるかだ。ナマズだって骨は必要だ。しっかりと復興と信頼回復をはかり、2年間の任期中に成果を上げた後に、信を問えばよい」との期待も語った。引退後も、各地連から挨拶や講演などの声がかかる。高退協総会となれば、同世代の仲間の同窓会的な気分も手伝って、渕上節≠楽しみにしていた参加者も多数。予定の25分を17分オーバーの異例な挨拶となったが、会場は笑顔いっぱいの和やかな雰囲気であふれた。 東北高退協からは、災害支援カンパへのお礼挨拶があった(宮城高退協・高城代議員)。丁重な心のこもったお礼(別項――後日掲載)で、さらなる激励の拍手が続いた。 私鉄高退協として初めて取り組んだ災害義援金カンパは、9月14日現在で349万2775円に達する。全額を東北地連高退協に届けたが、3県4組織約2800人の会員数に比例して、各組織への配分となった。 総会終了後は、一人3千円会費の交流会。書記長が職員母堂の葬儀参列のため出張したが、残りの三役・執行委員が顔をそろえた。 このところ、バイキング料理も不足気味だったが、今回は事務方とホテル側との話し合いで、十分な質・量も用意できた。2時間を予定した交流会も各テーブルを越えての左右縦横の往き来で瞬く間に時間を過ぎ、20分の時間延長の後でお開きとなった。 |
||
| 総会宣言 |
||
| 私鉄高退協は本日、第30回定期総会を開催した。 3月11日に東日本を襲った震災は、大地震と大津波に加え、原子力発電所の炉心溶融事故が重なり、われわれがかつて経験したことのない大惨事となった。とりわけ原発事故の影響は計り知れず、半年余りが経過した今日でもなお、多くの地域住民が自宅と遠く離れた避難生活を余儀なくされている。さらに、放射能の拡散による食物汚染などが、われわれの生活の安心・安全を脅かしている。 われわれは、今回の大震災で被災されたすべての方々に心からお見舞いと激励を送る。この国難に立ち向かう支援と連帯行動に、現役とともに高齢者も協力し、被災地に元の生活が戻る日が1日でも早く到来することを祈念し、復旧・復興のため全力を尽くしていく。 8月30日、菅内閣は、第二次補正予算、特例公債法、再生可能エネルギー特別措置法の成立を受け総辞職し、新たに民主党代表に選出された野田佳彦氏が内閣総理大臣に指名された。野田新政権は、財政再建などを主要政策課題としているが、国会は依然として衆参「ねじれ」状態のままであり、震災の復旧・復興に不可欠な第三次補正予算案など、国会運営は予断を許さない情勢にある。 社会保障と税の一体改革など課題は山積しているが、民主党を中心とする政治勢力と協力しながら、私たちの運動と要求の前進、生活の向上を図っていく。 当面する最大の関心事である後期高齢者医療制度は、早期に新たな制度をつくり、国民が安心して高齢期を生きられる医療保険制度の確立をめざすとともに、年金に対する国民の信頼を取り戻すため、現行制度の徹底的な洗い直しと、将来の安心につながる抜本的な制度改正をめざしていく。 自公政権によって後退した社会保障制度を立て直し、年金、医療、介護、税金など、私たち高齢者が直面している様々な課題を着実に改善させるため、新政権には政権交代の成果が実感できる政治を期待する。 私たちは、私鉄高退協に結集し、全国の高齢者と連帯を強め、諸課題の解決のため、精一杯たたかうことを、ここに宣言する。 |
||
|