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<年頭あいさつ>![]() 私鉄総連高齢者・退職者の会全国連絡協議会会長 渡辺 幸一 | |
![]() 日頃は、私鉄高退協運動に対して、私鉄総連、各地連、単組の現役組合役員の皆様からのご尽力、ご支援をいただいておりますことに厚く御礼を申し上げます。 新型コロナ禍の影響は、私たち私鉄高退協の運動にも大きな影響を与えています。 昨年9月の私鉄高退協の全国総会は、歴史上初めて「書類審議」の総会を余儀なくされました。 私たち高齢者は、新型コロナ感染の影響が大きい世代と言われていますので、全国の諸先輩方を感染者数が全国一の東京の総会にお越しいただくことを残念ながら断念しました。 2021年も新型コロナ禍の深刻な影響は続くことが想定されます。 そして、新型コロナ禍の影響により今後の私たちの生活スタイルは、ニューノーマルと言われる「新しい日常」に変化をすることになりそうです。 しかし、ウィズコロナからポストコロナの時代においても、年金・介護など高齢者が活力ある生活を送るための社会保障制度の拡充など私たちの課題は依然として山積しています。 また、平和で安心して暮らせる立憲主義に基づいた政治の課題もあります。 本年度は、政権選択選挙である衆議院議員選挙があります。 私鉄総連準組織内衆議院議員である「辻元清美」氏(大阪十区)は、組織内参議院議員の森屋隆氏と共に衆参の両輪でもありますので、絶対に当選を勝ち取ることが必要です。 これらの主要課題に対して私鉄高退協は、新型コロナ禍で「集まれない」という状況に踏まえて、創意工夫した活動で取り組みをしていくことが求められています。 そのためには、何よりも私鉄高退協に結集する全国の諸先輩方が、ご体調にご留意されて新型コロナ感染防止を徹底されますことを心より強く願っています。 |
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![]() 日本私鉄労働組合総連合会中央執行委員長 木村 敬一 |
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![]() 新型コロナウイルス感染症 感染症は、一向に収まらないばかりか、冬季に入り、世界中で拡大を続け、終息への道筋が見通せない状況が続いています。 私たちの交通運輸産業は、社会インフラとしての重要な役割とエッセンシャルワーカーとしての社会的使命を担い、日本経済を支えています。 この間、私鉄総連は、職場で働く組合員が安心して従事できるよう政府に対して、@感染防止対策、A雇用対策、B極めて厳しい経営状況にある事業者への存続に向けた支援(政府系・民間金融機関による融資や持続化給付金などの資金繰り支援)、C雇用調整助成金の特例措置の期限の延長と拡充、D終息後の諸対策──などについて、森屋隆組織内国会議員、辻??元清美準組織内国会議員と連携し、予算確保・拡充に全力をあげてきました。 特に、コロナ過が続くなか、「雇用調整助成金の延長・拡充」については、あらゆる財源を確保し、しっかりと働く者の雇用と生活を守っていく責任が政府にはあることを強く訴えています。要請事項への回答は、誠意をもった実効力のある内容となるよう引き続き要請を重ねていきます。 主要闘争 20秋闘・組織・職場総点検闘争の取り組みでは、協約内容の問題点や不備の洗い出し、有効期限の点検とともに、今秋闘では特に、この間のコロナウイルス感染症への対応として、労使で緊急に取り決めた事項などの確認も重要課題として取り組みました。 また、賃金の後払いであり、老後の生活には欠かせない退職金については、コロナ禍における厳しい状況下での交渉となりましたが、各単組とも、確立した方針に基づき、組合員の雇用と生活を守るため、職場からの着実な取り組みを進めていただきました。 21春闘は、かつて経験したことのない長期にわたるコロナ禍のなかでのたたかいとなります。世界中が閉塞感と危機感に覆われ、企業収益は大幅に減少し、私鉄産業の動向も極めて厳しい状況におかれています。 しかし、本当に厳しいのは昼夜にわたり公共交通を支えている組合員と家族であることは言うまでもありません。職場討議案の考え方を全ての単組・組合員が共有し、一枚岩となってたたかうため、全国オルグでの徹底した議論をお願いいたします。雇用と職場を守り、そして生活を守るため、産業別統一闘争として、粘り強く21春闘を取り組みます。 政治闘争 昨年の九月、大きな塊として政権与党と対峙できうる、衆参合わせて百五十人が参加した新たな立憲民主党が立ち上がりました。健全な民主主義を取り戻すためにも、野党第一党の役割は非常に大きく、新自由主義にかわる「国民に寄り添った共生社会の構築」と「まっとうな政治への転換」が求められています。 衆議院議員の任期は、今年十月までとなっています。組織内議員が不在時も含め、長年にわたり、「辻??元清美」準組織内国会議員には、私鉄総連の取り組みに対し大変ご尽力をいただいてきました。何としても、地元である関西地連とともに、全国の組合員の力を総結集させ、必ず再選を果たさなければなりません。私鉄産業で働く者の代弁者として活躍いただけるよう、みなさまのご支持とご協力をお願いします。 この間、災害復旧や感染症対応で、改めて組織内、準組織内国会議員の重要性を痛感してきました。これまで以上に、一労使では解決できない諸課題に対し、政治力を発揮できるよう努めてまいります。 結びに 私鉄総連は、結成から七十三年、困難な時代においても先人たちは、組織の力を結集し、その難局を乗り越えてきました。今後も地連・単組と連携をはかり、組合員のみなさまが、労働組合の重要性を肌で感じてもらえますよう職場からの取り組みを強め、全国のみなさまとともに団結し、この難局を乗り越えていきます。 今年一年、組合員とご家族のみなさまが、幸多き年となりますことを、ご祈念申し上げ、年頭のあいさつに代えさせていただきます。 |
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![]() 私鉄総連組織内参議院議員 森屋 |
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![]() 昨年は新型コロナウイルス感染症で世界が大きく変わった一年でした。これほど世界中に感染が拡大するとは誰も予想ができず、いまだ終息しない状況が続いています。公共交通に携わるみなさまにおかれましては、感染のリスクや不安を抱えながらも、その責務を果たすため献身的に仕事をされている組合員とご家族に心から敬意を表します。 外出・移動の自粛やテレワーク・在宅勤務の普及などで人々の行動は大きく変わりました。輸送需要の減少に歯止めがかからず、公共交通は厳しい状況におかれています。事業の存続さえ危ぶまれている事業者も少なくありません。 今求められるものは、エッセンシャルワーカーとして努力されているみなさまの雇用確保と、その社会的役割に見合った賃金と労働条件の維持・向上です。そのために私は国会質疑など国政の場で精一杯働きます。また、みなさまから伺った現状について、枝野幸男代表や辻元清美副代表はじめ国会でたたかう仲間と共有し、力を合わせて実現に向けて邁進していきます。そのエンジン役として汗をかき続ける覚悟です。 私は現在、参議院国土交通委員会、行政監視委員会、政治倫理確立・選挙制度特別委員会、資源エネルギー調査会の委員を務めています。また、新立憲民主党が誕生し、新たに政務調査会長補佐、参議院国対副委員長など拝命をしました。組合員とご家族、国民の命と暮らしを守るため、党内でもいっそう汗をかいてまいります。 特に今年は総選挙があります。一強他弱の政治と言われ、公文書の改ざん、桜を見る会の私物化、司法の独立侵害、学術会議任命拒否など、民主主義の根幹が揺らぐ問題があまりにも多く、政権交代で政治を正さなければなりません。そのためにも私鉄総連準組織内議員である辻元清美衆院議員はじめ新立憲民主党候補の勝利に向け全力を尽くしてまいります。 政権交代こそが、平和と民主主義を守り、持続可能な公共交通を構築できる近道です。共にがんばりましょう。 |
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私鉄新聞2021年元旦号から抄録 |
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